OY2

ライター山本千壽による雑文・写真・備忘録

【備忘録】「日曜9時は遊び座です」(2)

【設定】

 ストーリーは1話完結。

共通しているのは、ある町内会を舞台に、三浦洋一・岡田奈々扮する兄弟を中心に、おなじみの仲間が繰り広げるドタバタコメディーいう点。

ある時はうわさ話がきっかけとなり、ある時は兄弟喧嘩が発端となるなど、昔ながらの安定した笑いを提供する。

同じ街を舞台に、同じメンバーが繰り広げる、あったかい雰囲気。

悪人は誰一人登場しない安心感。

 

芝居が終ると、欽ちゃん、三浦洋一、岡田奈々らが再登場し、その回の内容にちなんだ軽いトークを繰り広げる。

エンディングは、テーマ曲である「グッド・ナイト・エンジェル」を、三浦洋一が生歌で歌う。

イントロ部分では、音楽乗せて3人が歌詞の一部をモノローグ風にかぶせてから、歌に入った。

 

 

【登場人物】(耳で確認しただけなので、カタカナで表記します)

 

■キタザワ カズオ……三浦洋一

独身。妹との二人暮らしの小学校教師。3年生の担任。

好きな言葉は「義を見てせざるは勇なきなり」。

無類のパチンコ好き。

靴下は汚れが落ちなくなるまではき、シャンプーが無くなるとお湯を足して使うなどいたって庶民的。

妹からは強い兄とは評価されていない。

 

■キタザワ ハツミ……岡田奈々

カズオの妹。独身。恋人はいないが好きな人はいる。

スーパーで働いている。

小鉢がもらえるクーポンを集めている。

カレーにひき肉を入れることもある。

カズオにパチンコの極意を教えた。

ヨッチャンの悪ふざけやギャグに、それを上回るノリボケで応酬できる。

 

■ササキ ロクロウ……河西健司

カズオの友人。

法律を学ぶ学生。大学卒業に8年かかった。

卒論のテーマは「自立した女性における離婚願望」。

ハツミに思いを寄せている。

カズオをモデルにした小説で、新人賞の最終選考5名に残るが惜しくも落選。

作品タイトルは「花嫁は真珠の涙」。

 

■トオヤマ テツヤ

カズオの後輩。

ササキ同様、ハツミに惚れている。

柔道三段。スポーツマンタイプで力が強い。

顔が大きく、だまされやすい。

感極まると言動が芝居がかり、大げさでクサくなる。

「頭の両サイドが絶壁」状態に刈上げている。

長らく仕事に恵まれなかったが、軽トラックの運転手として宅配便に就職する。

青森出身。

 

■キノシタ ヨウスケ(ヨッチャン)……中島陽典

だじゃれやモノマネ、ナンセンスギャグを多用し盛り上げる、街のマスコット的存在。

決め台詞「えーい、踊ってしまえー!」は流行し、番組終盤では「えーい」のかけ声を合図に、「踊ってしまえー」の部分を客席が合唱するほど盛り上がりを見せた。

大半はおちゃらけているが、ときおり物事の核心を突き、周囲をハッとさせることも。

テツヤ曰く「このあたりの環境保護動物」。

 

■マツダイラ セツコ……田島令子

バツイチの大人の女性。

カズオ兄妹のアパートの大家。

ササキらによる年齢いじり、熟女ネタは定番。

  

■欽ちゃん……萩本欽一

メンバー行きつけの喫茶店「ケン玉」のマスター。

皆がツケを重ねて、赤字になっても支払いを催促しない。

どんぶり勘定の経営がたたり、暴力金融に借り入れをしたことがある。

時折現れるリョウコに淡いあこがれを抱いている。

リョウコが風邪をひいた折、おかゆをもっていった。

 

 

■トオヤマ カズヒロ(カズ坊)……風見慎吾

テツヤの弟。高校生。

「ケン玉」でバイトしている。

 

■リョウコ

登場場面は少ないが男性陣のヒロイン的存在。

着物を着こなし、日舞の心得がある。

おしとやかに見えるが、カズオに誘われ一緒にパチンコを打ったことがある。

 

■トオヤマ シズ……菅井きん

テツヤとカズヒロの母。1話のみ登場。

郷里の青森に住んでおり、1日だけ上京してきた。

 

 

※テツヤ役の役者さんの名前が不明なので、ご存知の方お知らせください。